フィリピン共和国の概要
フィリピン共和国とは?
日本から約4時間!アジアの中のアメリカ
フィリピンは、アメリカ、イギリスに次ぎ世界第3位の英語人口国です。また、英語の美しさはイギリスに次ぐ世界第2位とさえ言われ、「アジアの中のアメリカ」として認知されています。元来、勤勉で素朴な農耕民族であるフィリピン人は、言語習得能力の非常に高い民族であり、アメリカ仕込みの学校英語教育レベルにおいてもアジアのトップグループを維持してきました。さらに学校での授業を英語で実施し、メディアでも英語を公用語に用いる政策をとった故マルコス大統領の約20年に渡る政権時代を経た現在、フィリピンでの英語は、第二母国語(セカンドランゲージ)としての国家地位を確固たるものに築き上げてきたのです。
フィリピンは日本と同じ島国
フィリピン共和国は7,107の島々から構成される多島海国家で、大別すると、ルソン島、ビサヤ諸島、ミンダナオ島の三つに分けることができます。地方別には1首都圏(NCR=Metro Manilaマニラ首都圏)、1自治区(CARコルディリェラ行政地域)、14地方(REGION)、自治区政府(ARMMムスリム・ミンダナオ自治区)に分けられています。
地方自治体としては、州(Province)、高度市街化都市(Highly Urbanized City)、独立都市(Independent Component City)に分かれ、州の下には市(Component City)、町(Municipality)に分かれ、それぞれに最小行政区としてバランガイ(Barangay)という区分になっています。
西部ビサヤ地方セブ州、そしてダバオ地方南ダバオ州の中心都市圏は、それぞれセブ首都圏(Metro Cebu)、ダバオ首都圏(Metro Davao)という呼称も存在します。また国家地下鉄事業計画や市場調査でのエリア用語に合わせマニラ首都圏をさらに拡大させた、メガマニラ(Mega Manila)という呼称も出てきています。
国土面積や人口も、それほど日本と変わらない
フィリピンの国土面積は29万9千4百4平米、日本の国土面積の約79%(日本37万7千9百72平米)の大きさです。人口は1億6百46万9千7百79人(世界12位/2018年6月統計)で、日本の1億2千6百67万人(世界11位/2017年統計)に次ぐ人口となっています。
人口増加率や平均年齢は大きく違う!
2018年6月現在までの人口増加率では、年+1.5~1.7%で推移しており、ほぼ横ばい/減少である日本から見ると驚異的な増加率です。
平均年齢は23歳弱と非常に若い国家で、日本の平均年齢46歳強の約半分となっています。一方平均寿命では、女性69歳強、男性65歳強となっており、日本の女性87歳強、男性80歳強の数値を大きく下回っています。このことからフィリピンの人口統計を横グラフで表すと、きれいなピラミッド型になるため、日本とは真逆の若年者層国家であることが分かります。
日本人に馴染みやすい国民性
フィリピンには、現代の日本人が失ってしまった大家族主義や助け合いの精神に満ちた自治体・共同体、感情の豊かさが強く息づいており、家族や近隣の人々との交流を大切にする国民性には、私たちが忘れかけている古き良き時代、昭和30~40年代の日本を見るような懐かしさを憶えます。
フィリピンは本当に危険な国なのか?
一般にメディアなどで報じられているような危険性は、ほとんどありません。前大統領ロドリゴ・ドゥテルテ氏の出現以来、ブログやSNSも含め日本のメディアは彼の言動を面白おかしくニュースにしていることが多くなりましたが、普通の生活をしている居住者にとっては、全く身近に起こっている出来事ではありません。
日本人旅行者などが危険と遭遇しているとすれば、それはその日本人が好んで、そういった誰もが危険だと考える場所に行っているからなのです。云わば自業自得であって、それをフィリピンが危険な国と結論づけてしまうのは非常に短絡的な思考です。
日本のような自殺、孤独死、餓死は皆無
日本では日常茶飯事に起きている身内同士の事件、子供が親を、親が子供を、友達が友達など、家族が親族を殺める、いじめ、DV、半グレ集団の横行、オヤジ狩り、ホームレス殺人などといった事件は、フィリピンでは皆無と言っていいほど有り得ないことです。「日本は安全な国」という言葉は最早日本人が勝手に抱いている幻想、「死語」にすぎないのです。
社会的弱者(女性、子供、高齢者、障がい者、妊婦)ファーストの国
そういう観点から言えば、フィリピンは日本や米国よりも安全な国と云えます。敬虔なカトリック信者が占める国であるが故、自殺などは以っての外、家族主義であるが故、孤独死という言葉も存在せず、またたとえ他人であっても食べ物に困っていれば助け合う国民性から、餓死もありません。かつての日本がそうであったように、人情豊かな家族主義であり、未知の人にも極めて親切で、他人との円滑な人間関係を維持する志向が強いのが特色です。また女性、子供、高齢者、障がい者、妊婦など、社会的弱者を最優先するルールが社会や日常生活に根付いています。